トランプ氏、「イスラエルは10年前まで米議会の実質的な所有者だった」
アメリカのトランプ前大統領は、米議会におけるシオニストらの影響力浸透を暴露し、「イスラエルは実質的な意味で、10年前まで米議会の所有者だった」と語りました。
タイムズ・オブ・イスラエル紙によりますと、トランプ氏が政権時代、シオニスト政権イスラエルを盲目的に支持することで、米国の外交政策は国際舞台や西アジア地域で困難に直面することになりましたが、今度はこのような今更ながらの告白をすることで、自身を政治の場に置こうと画策しています。
トランプ氏は先週、アメリカの地方ラジオ局とのインタビューで、個人としての矛盾した発言を続けた上で、「連邦議会で私が目撃した最大の変化は、10年前から15年前は、イスラエルは実質的な意味で議会を支配しており、非常に強力だったが、今ではほぼ正反対の状況になっている」と述べました。
そして、米議会にはイルハン・オマル氏やアレクサンドリア・オカシオ・コルテス氏といった、イスラエルを非常に嫌悪している議員がいるとしました。
トランプ氏によれば、このような議員が議会を掌握し、イスラエルはもはや議会に対する力を持っていないということです。
オマル議員やオカシオ・コルテス議員は、2019年に就任した民主党の女性下院議員で、イスラエルの防空システム「アイアン・ドーム」にアメリカが10億ドルの資金援助をする法案に反対票を投じました。
2014年に英エコノミスト誌が、米議会に対するシオニスト政権の影響力を描いた風刺画を掲載し、大きな反響を呼びました。
トランプ氏は自身の政権末期に、シオニスト政権とアラブ諸国の関係正常化のため奔走しましたが、今回このような発言を行いました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj