南アのオミクロン株新規感染が4日でほぼ4倍、猛威示唆
12月 04, 2021 21:32 Asia/Tokyo
南アフリカのNICD国立伝染病研究所が、国内における新型コロナウイルスの感染者が過去4日間でほぼ4倍の水準に達したと報告しました。
米CNNがNICDの発表として報じたところによりますと、南ア内で確認された新型コロナの感染例について、11月中にゲノム解析が終了した249件のうちオミクロン株は183件で、70〜75%の比率を示したということです。
このことは、4倍もの急増を示し、同国が第4波の感染拡大に突入する中で、この変異株の感染力の強さを示唆する形ともなっています。
NICDは3日、さらに、同国での新規感染者は1万6055人で、累積の感染者総数はこれで300万人台を上回り300万4203人となったことを明らかにしました。
一方、南アフリカでは新規感染者は増加傾向にあるものの、死亡者数は大きな変動がない状態で推移しており、3日に判明した新たな犠牲者は25人となっています。
なお、WHO世界保健機関は、オミクロン株感染の中心地ともなっている南アフリカ・ハウテン州にチームを派遣し、監視、ゲノム解析や接触者追跡の作業を支援すると発表しています。
4日午前3時半時点で、オミクロン株の感染は日本を含め世界の39の国と地域で確認されています。
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