オックスファム、イギリスのサウジアラビアへのクラスター爆弾付与を批判
(last modified Mon, 23 May 2016 13:33:58 GMT )
May 23, 2016 22:33 Asia/Tokyo
  • オックスファム、イギリスのサウジアラビアへのクラスター爆弾付与を批判

非営利活動団体オックスファムが、イギリスがイエメンの人々の殺害の為に、兵器やクラスター爆弾を、サウジアラビアに供与していることを強く非難しました。

オックスファムのマーク・ゴールドリング執行役員は、23日月曜、「イギリスは軍備やクラスター爆弾をサウジアラビアに移送し、実際、イエメンの《冷酷な戦争》をあおっている」と表明しました。

ゴールドリング執行役員はまた、イエメンの民間人に対するサウジアラビアのクラスター爆弾の使用に関する国際人権団体、アムネスティ・インターナショナルの報告書を指摘し、「この報告では、サウジアラビアがイエメンの民間人に対して、イギリス製のクラスター爆弾を使用していることを示す情報が提示されている」としました。

更に、「この報告書は、シンプルな事実を強調している。それは、イギリスのサウジアラビアへの武器売却とイギリス軍のサウジアラビア軍への軍事技術の支援により、イエメンでのサウジアラビアによる冷酷な戦争が拡大しているということだ」と強調しました。

ゴールドリング執行役員はまた、「イエメン戦争により、人口の80%以上のイエメン人が、危機的な状態に陥り、緊急支援を必要としている。それ故、我々はイギリスにこの戦争への全ての援助を停止し、戦争に関わっている全ての国に、流血を終わらせるよう働きかけてほしい」と述べました。

クラスター爆弾の使用は、2008年に採択されたクラスター爆弾禁止条約により禁止されています。

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