独カトリック教会司祭による児童虐待に前ローマ教皇が見て見ぬふり
1月 22, 2022 15:41 Asia/Tokyo
前ローマ教皇のベネディクト16世が、教会司祭による4件の児童虐待についての調査を怠っていたとして責任を問われています。
IRIB通信によりますと、ベネディクト16世は、ドイツで起きた教会司祭による児童への性的虐待に関する報告を見てショックを受けたと話しています。
この報告書では、ベネディクト16世が独ミュンヘンで大司祭を務めていた時期に起きた4件の児童性的虐待について、調査を怠ったとしています。
事件の被害者団体は、今回の報告書の公表とそこで判明した事実を歓迎しています。
ベネディクト16世は1977年から1982年にかけて独ミュンヘンで大司祭を務めていました。
同氏はこの期間中、児童4人への性的虐待について何ら行動を起こそうとしませんでした。
同報告書によると、ベネディクト16世は児童虐待を行ったとされる3人の司祭が教会内で働き続けることを許可したということです。
バチカンのローマ教皇庁は声明を発表し、この報告を精査するとしています。また事件の被害者に対して遺憾の意を表明しました。
今回の報告書では、独カトリック教会の司祭らによって性的虐待を受けた子供・大人それぞれ数百人について取り上げられています。
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