8日のエネルギー市場、原油は反落もガスは30%の急騰
(last modified Tue, 08 Mar 2022 11:04:47 GMT )
3月 08, 2022 20:04 Asia/Tokyo

8日火曜の原油価格は、前日の反動から下落しています。しかし、天然ガスは、ロシアが欧州向けの供給停止に言及したことで一時30%超急騰しました。

NHKによりますと、8日の東京原油市場は、先物価格で1キロリットル・7万5000円~7万6000円台で取り引きされています。

2008年以来となる7万7000円台を記録した前日の反動で、小幅ながら下落した形です。

また、ドバイ原油も5月渡しの先物価格は1バレル・およそ126.30ドルで、前日より2.50ドル下げています。

一方、ガス価格は急騰しています。米ブルームバーグによると、ロシアのノヴァク副首相が、ノルドストリーム1を通した欧州への天然ガス供給停止に言及したことで、8日のオランダ市場では一時32%高い1メガワット・242.285ユーロを記録しました。

また、英国市場でも5.2%値上がりしました。

 

ロシアは先月24日より、ウクライナ東部の自称ドネツク共和国および、ルガンスク共和国を支持するため、ウクライナでの「特殊軍事作戦」を開始しました。

ロシア政府は、「ウクライナでの自国の作戦」は開戦目的ではなく、あくまでも世界レベルでの戦争の阻止が目的であるとしています。

しかし、日本やヨーロッパ諸国、アメリカを初めとする世界の多くの国は、ロシアのこの行動を直ちに対ウクライナ戦争として非難し、ロシアに対する経済制裁・外交的圧力の強化を開始しました。

ロシアはこれに先立ち、何度も西側諸国に対し、ウクライナ東部のロシア系住民に対するウクライナ軍の攻撃や人権侵害に対する無配慮に関して警告しています。

 


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