世界食糧計画、「ウクライナ戦争により集団移住が発生」
4月 16, 2022 19:43 Asia/Tokyo
デイビッド・ビーズリーWFP国連世界食糧計画事務局長は、ウクライナ戦争による食糧不足について警告し、「この危機により、集団移住という現象が起きている」としました。
イルナー通信によりますと、ビーズリー事務局長は、ウクライナでの現在の衝突は、世界での食糧生産に大規模な影響を与えているとし、「生産がより長期間にわたり停止されれば、世界はそれに対する多大な代償を支払うことになるだろう」と強調しています。
国連のグテーレス事務総長も、「世界36カ国以上が、自国内の小麦の需要の半分以上を、ロシアとウクライナからの輸入により確保している」と述べました。
また、「ウクライナとロシアの間の緊張激化により、物価が高騰している。中でも石油価格は昨年に比べて60%以上上昇し、天然ガス価格も、過去数ヶ月間に比べて50%の増加を示している」と強調しました。