May 31, 2022 23:38 Asia/Tokyo

カナダのジャスティン・トルドー首相が、米国で最近相次いだ銃撃事件を受けて、拳銃の輸入や販売を事実上禁止する「所有凍結」法案を発表しました。

フランス通信が31日火曜、報じたところによりますと、トルドー首相は30日月曜、この法案について「これはカナダ全土で、拳銃の購入、販売、譲渡、輸入ができなくなることを意味する。つまり、拳銃市場の規制を進めるということだ」と述べています。

2020年4月、カナダ東部ノバスコシア州で23人が死亡する同国史上最悪の銃撃事件が発生したことを受け、同国政府は軍用および民生用の銃1500種類を禁止しました。

しかしトルドー首相は、それでも銃撃事件は増え続けていると指摘しており、特に都市部における銃犯罪のうち、3分の2以上で拳銃が用いられたとされています。

また、「銃暴力は複雑な問題だ」と認めつつも、「だが結局はごく単純な計算であって、地域社会にある銃の数が少なければ少ないほど、皆にとってより安全になる」と語りました。

なお、この法案は議会で可決される必要がありますが、与党・自由党の議席は過半数に満たないものとなっています。

 


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