米がOPECに石油増産を要請
6月 20, 2022 20:00 Asia/Tokyo
グランホルム米エネルギー長官が、「バイデン大統領は、OPEC石油輸出国機構を初めとする全世界の産油国、および国内の石油・天然ガス生産業者に対し、生産量の増加を求めている」と語りました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、グランホルム長官は現地時間の19日日曜、「バイデン大統領はOPECを含む石油・天然ガスの全生産者に対し、ガソリンの値上げに対抗すべく増産を求めている」と述べています。
バイデン大統領は国内の石油大手企業に宛てた書簡において、燃料値上げへの対策としてガソリンやガスオイル、そのほかの製油製品の増産を求めています。
米エネルギー省はこれに先立ち、今年8月16日から9月30日まで、バイデン政権の以前の計画の一環として、戦略的石油備蓄のうち4500万バレルを放出すると表明していました。
燃料不足と値上げという危機への対抗するアメリカ政府の努力の一環として、バイデン大統領は近くサウジアラビアを訪問する予定です。
人権侵害という前科のある体制が牛耳る国へバイデン氏が訪問することは、大規模な批判を巻き起こしています。