カザフスタンのノウルーズ
各国の文化や伝統において、歴史的、文化的起源と共に、文化的信条とアイデンティティを表し、その社会の真の姿を顕現する日があります。
新年に関する祝祭や伝統は、世界的に人々に祝われている祝祭のひとつです。
各社会は、その歴史、文化、宗教的な理解に基づき、新年の開始を盛大な祝祭や儀式の実施の枠内で尊重しています。中央アジアやアフガニスタン、パキスタン、トルコなどの国でのノウルーズの特別な地位に注目し、このシリーズで各国で行われているノウルーズの祝祭を見ていくことにいたしましょう。
カザフスタンの人々は、ソ連からの独立後、自らの長年の伝統を復活させるためにノウルーズに対して真摯なアプローチを有しています。彼らは3月22日を新年の初日としています。この日はカザフスタン全体が公休日となり、祝祭が行われます。ノウルーズは常にカザフスタンの人々にとって聖なる祝祭となっています。この日に雨や雪が降れば、人々はそれを幸運のしるしと受け取り、良い1年を送れると考えます。彼らはノウルーズの雪は幸運をもたらしてくれるものと考えているのです。
カザフスタンの人々は、ノウルーズを新しい年の始まりと考え、それを美しい言葉で説明しています。「ノウルーズは私たちが1年間待ち望んだ日である」「ノウルーズは善きものを地上にもたらす日である」。彼らはノウルーズにおいて清潔さに多くの重要性を見出しており、各人が新年に向けて、家を掃除し、きれいに整えます。人々は、新しい年を良い状態で始めるなら、その終わりも悪いものとはならないだろうと考えています。ノウルーズに人々は新しい白い服を着て、特別な料理を作り、若者たちはあたたかな慣習として贈り物を互いに渡します。カザフスタンの人々はこの日に互いを訪ね、お祝いの言葉を述べ、互いの健康と長寿を願います。
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