2017年6月2日(山口・中村)【音声】
今週の金曜広場もお楽しみください。
(山口) かねてから話題を呼んでいた第12期イラン大統領選挙と、第5期市町村議会選挙もやっと終了しました。最終的には現職のローハーニー大統領の再選と言う結果に終わりましたが、結果はともあれ、イラン人の政治への参加意欲をまざまざと感じさせられた出来事だったと思います。私の自宅の近くでは、いくつかのモスクが投票所になっていまして、非常に熱気にあふれていました。投票を済ませた方々が、イランの戸籍に相当する身分証明手帳をかかげて、拇印を押した人差し指を誇らしげに見せて、投票を済ませたことをアピールしていました。テレビでも終日、イラン全国の投票所の様子や、選挙の行方を討論する番組で持ちきりでしたが、中村さんのお住まいの地域ではいかがでしたか?
(中村)そうですね、私もずっとテレビで投票の様子を見ていました。私の知り合いの人は、投票には行かないという人が多かったのですが、ひいきの候補者が落選したらどうしようと不安になった人が多かったのか、夕方近くになってから駆け込み投票に出かけた人もいました。確かに投票の締め切りが延期、延期で確か夜中の0時にまで延ばされましたよね。その後は、開票結果待ちでやっぱりテレビにかじりついていましたね。なかなか結果が発表されず私も次の日の朝とお昼近くになって他の人に開票結果を聞いたりしました。大勢が判明するまで落ち着きませんでした。
(山口)そうですね、私もいつ大勢が判明するか、そわそわしていました。立候補者の方々をはじめ、イラン全国で投票された有権者の皆さん、そして選挙の安全な実施に携わった方々それぞれにとりまして、悲喜こもごもだったかもしれませんが、何はともあれ、無事に終わって一段落ですね。とにかく、これからよりよい政治を目指して、体制責任者の方々に頑張っていただきたいと思います。
●リスナーより
「大変久しぶりに受信報告書をお送りいたします。貴局からいただいた最も新しいベリカードは、No3だったかと思います。これからも貴局の放送を聞いて受信報告を送りたいと思います。どうぞ、宜しくお願いいたします」
●ラジオより
(山口)J・Yさん、久しぶりのレポート有難うございます。これまでにも、長らくの中断の後にBCLをまた復活されたリスナーさんを何人かご紹介させていただきましたが、今回もまた、お一方戻ってきてくださり、大変うれしい限りです。是非、今後は継続して放送をお聞きいただけますことを、スタッフ一同心から願っております。
(中村)久し振りにBCLを復活した、と言うお便り、いただくこちらもうれしいものですよね。ありがとうございます。
●リスナーより
「5月19日の大統領選挙が迫ってきましたが、今日の『世界の情勢』を拝聴して、イラン国民の政治参加の意識が高いことが、これまでの選挙の高い投票率につながっていることが推察できました。世界がイランの大統領選挙に注目しています。このたびの選挙の投票率はどの程度になるのでしょうか?敬虔なイラン国民の皆様が選ぶ大統領は、たとえ誰が当選しようとも、これからのイランにふさわしい方がなると思います」
「さて、本日のニュースで一番関心があったのは、もちろんイラン大統領選挙です。受信レポートを作成している現在は既に投票が始まっていますが、現職のローハーニー大統領が再選を果たすかが一番の注目です。たとえ新しい大統領が誕生したとしても、これまでと同様に日本と良好な関係を続けていただければと願っております」
●ラジオより
(山口)K・Oきさん、Y・Yさん、お便り有難うございます。今回の選挙につきましては、この番組の冒頭でも少々触れましたが、フランスやロシアなど、外国のメディアでも大きく報道されていまして、まさに世界が注目した選挙というにふさわしかったと思います。選挙に関する報道を見ていますと、各都市の投票所で投票者の長蛇の列ができているシーンが多く見られました。今回の投票率もかなり高かったと思いますが、何%だったかについては、何か聞いていますか?
(中村)確か70%を超えたと聞いています。
(山口)かなり高いパーセンテージですよね。いずれにしても、イラン人は政治への参加意欲や関心が非常に高いといえると思います。それから、保守穏健路線をとるローハーニー大統領が再選されたことで、日本との関係のますますの活発化を望む声も無視できないですよね?
(中村)そうですね。日本だけでなくいろんな国が、再選された大統領に、「よりいっそうの関係拡大を」と述べていますよね。日本との関係も国と国との関係がもう少し発展するといいと思います。
●リスナーより
「まもなく、イランでは大統領選挙が行われますね。日が近づくにつれてニュースなどの時間で、ローハーニー大統領らの候補者のテレビ出演や各地への遊説について伝えていました。テヘラン市内は、候補者のポスターだけでなく、投票を呼びかける街宣車が回っているのではないでしょうか?」というご質問です。
●ラジオより
(山口)S・Hさん、ご質問ありがとうございます。候補者のポスターは、テヘランのみならず、地方都市でも沢山貼られているのを見たことがあります。ですけれど、イランでは、地方に出かけての遊説はかなり盛んなようですが、投票を呼びかけたり、または候補者の宣伝に使う街宣車というのは見たことはありますか?
(中村)街宣車はないですね。一般市民がひいきの候補者のシンボルカラーのリボンを車のアンテナに結んでいたり、車のウィンドウにポスターを貼ったり、お店の人がウインドウいっぱいにポスターを貼ったり、また若い人になるとシンボルカラーのマニュキアなども、よく見ましたよね。後は、テレビでは連日、投票に行きましょう、と言うコマーシャルが流れていましたね。
(山口)なるほど、日本ではあまり見られない方法で、選挙への参加意欲をそそっていたということでしょうか。今回は、大統領選挙の直後ということで、リスナーの皆様からのお便りも選挙に関するご質問やご意見などがかなり多かったように思います。2期目のローハーニー政権がスタートしましたが、今後とも国際社会でますます活躍し、世界とさらに交流する手腕を発揮してくれることを期待したいと思います。
(中村)期待しています。
●リスナーより
「岡山では、桜が散ってしまいました。イランでは、季節の移ろいを花で感じることはありますか」ということです。
●ラジオより
(山口)T・Oさん、お便り有難うございます。イランは日本の4倍半近い大きさの広い国土と多様な気候風土を誇る国ですから、地方ごとに季節感も異なっているようです。そういえば、春先のノウルーズの期間中にカスピ海沿岸に出かけたときには、川べりの林の中で、大きなツクシを見つけました。テヘランでは見たことがなかったので本当に懐かしかったです。中村さんの場合、イランではどのようなところに季節の移ろいと申しますか、ある季節の風物詩のようなものを感じますか?
(中村)私はテヘラン以外の所にはほとんど行かないので他の地方は分からないのですが、今の季節は、テヘラン中が花盛りですよね。見る楽しみが増えます。私が住んでいるところなど窓を開けていると、マンションの4階まで花の香りが漂ってくるんです。そのほかには、お天気そのものですね。今年は特に雨が多く、今は初夏ですから突風が吹いたり、雷雨になったり不安定なお天気ですが、それすらも今の季節らしくて大好きです。テヘランはいつもいつも風が吹いているわけではないので、今の季節、風に揺れる木を見ながら、風を楽しんでいます。
(山口)とにかくイランは広くて、私もまだまだ行っていない、見ていないところのほうが多いんですね。これから、まだ行ったことのないところに行ったら、まだまだ知られざる植物などが見れるかもしれませんね。