9月 08, 2018 17:58 Asia/Tokyo

2018年9月 7日 (福本・北川)   【音声】

●リスナーより

先日の金曜広場で、ラジオ日本語スタッフ、ジャディディさんがハッジ・メッカ巡礼に行った経験があるとのお話でした。日本ではよく言葉で「盛んなこと」を指して「何々のメッカ」と言われますが、これはメッカが大巡礼で活気づくことから由来しているのではないかと思いました。

 

●ラジオより

福本:

イスラム暦の12月、ハッジ・巡礼月もあと3日で終わりですね。今年、およそ300万人がメッカを訪れたと伝えられています。

北川:

そうですね。今年はイランからもおよそ8万5000人にのぼる巡礼者が訪れるとラジオ日本語のニュースでお伝えしました。

福本: 

はい、そしてハッジにおける一連の宗教行事を終えると、巡礼者たちはその後続々と帰国の途に就くわけですね。テヘランのメヘラーバード空港も、メッカ巡礼から戻ってくる巡礼者を出迎えに、家族や友人知人が空港にこぞって出向くので、空港周辺の道路が渋滞するという話も耳にします。

北川:

この時期は、そうしたハッジ巡礼者の自宅の壁面に、大きなバナー・横断幕が張り巡らされて「ハッジ巡礼、イスラム教徒の義務を無事に果たされてのご帰国、誠におめでとうございます」といったメッカ巡礼を称える言葉が書かれているのを見かけますよね。

福本:

そして、Oさんが書いていらした「何々のメッカ」という言葉なのですが、おっしゃるとおり、何かが盛んな場所ですとか、中心地を意味する言葉として使われていますよね。もちろん、イスラム教徒がこぞって目指す聖地であることに由来するのだと思います。

北川:

特に、カアバ神殿の回りを、幾重にも連なってイスラム教徒たちが周回する映像は、まるで大きな渦のように見えますよね。

福本:

本当に、あの光景は壮大という言葉がふさわしいですね。ただ、「何々のメッカ」という言葉は、「イスラムの聖地である」という宗教上の配慮からか、かつてほど気軽には使われなくなっているようですね。

 

 

イラン米

 

                      

●リスナーより

日本はブランド米がありますが、イランでもブランド米はありますか?日本と同じように2キロ、5キロ、10キログラム袋入りなのでしょうか?それとも量り売りですか?

 

●ラジオより

北川さんが普段召し上がっているのは、イラン米ですか?それとも日本米ですか?

北川:

両方です。たとえば、イラン米はエスニックやカレーなどにあわせる場合はいいですし、翌日はチャーハンとかに使えるので、重宝しています。日本米は、お味噌汁がつくときや、和食系の食事の場合に使います。

福本:

きちんと使い分けていらっしゃる。イラン米ではおむすびは握れませんしね。では、Sさんがお尋ねのブランド米についてご存知ですか?

北川:

あまり知りませんが、こちらでは、インド方面から入ってくるお米も売られているんです。日本で有名なバスマティ米でなくて、セーラ米というらしいのですが、イラン産のカスピ海沿岸で取れるお米はなかなか高級ですよね。 

福本:

我が家では日本米、といってもこちらカスピ海沿岸地方で栽培されている日本米ですが、こちらの方が食卓に上る機会が多くてあまり意識していませんでした。イランのお米にもブランド米が存在するんですね。お米の専門店もありますものね。

北川:

・・・のようですね。お米1キロあたりによっても、値段が違いますね。

福本: 

私が買う日本米よりもイラン米のほうがお値段が高かったりします。そして、こちらの袋入りのお米は、1キロ、3キロ、5キロ、10キロでしたか。ご近所の食料品店でも、量り売りで販売しています。

 

 

イランのシルク絨毯

 

●リスナーより

水曜放送の「イランの名所旧跡を訪ねて」では、東アーザルバイジャーン州の諸民族のことが取り上げられていましたが、本当にイランの絨毯はすごい出来栄えですよね。以前は秋葉原のはずれ、末広町の交差点に絨毯屋さんがあって、秋葉原への行き帰りに外に並べられている絨毯を目にしたものでした。なかなか現地には行けないので、日本でもこうしたものが見られるイベントがありましたら、ぜひ放送でご紹介ください。この目で見てみたいと思います。  

 

●ラジオより

福本:

「イランの絨毯はすごい出来栄え」と書いて下さいました。絨毯と言えば、ちょうど1週間前まで、ここIRIBに隣接する国際常設展示場で、手織り絨毯見本市が開催されていましたね。私も足を運びましたが、イラン全国の産地から、それぞれの工房が誇る製品を展示しているわけですから、その見事な出来栄え、芸術作品に匹敵する質の高さに、これが手織りだなんて、と圧倒されて溜息ばかりついておりました。もちろんお値段の方も別の意味で溜息ものでしたけれど。

北川: 

光の芸術、ともいうべきシルクの絨毯、現代芸術にも通じる遊牧民のトライバル絨毯、素朴なギャッベなど、種類も多いので、見ていて飽きないですよね。

福本:

何点かお気に入りのものを見つけたのですが、お値段を聞いて潔くあきらめました。では、Mさんがお尋ねの“日本に居ながら、ペルシャ絨毯などのイランの文化に触れることのできるイベント”ですが、開催されていますよね?この種の情報が得られるインターネットサイト、どこかご存知ありませんか?

北川: 

最近、日本ではフェイスブックなどのSNSでイラン関係のイベントを告知することが多くなっているようです。イラン文化センター等の組織だけでなく、個人でもさまざまな芸術、料理、音楽イベントを告知していますので、ぜひチェックされてみてください。              

 

●リスナーより

今でも遊牧民が暮らすのですか?スケールが大きく大らかで。自然と共生しているのですね。観光資源としても重要ですね。貴局番組は良いですね。私の心はイランに居ます。

 

●リスナーより

遊牧民は何を食べているのでしょうか?

 

●ラジオより

福本:

確か、北川さんは何年か前に、遊牧民を訪ねるツアーに参加した経験をお持ちですよね。

北川:

はい、イラン南部のガシュガーイー族の夏の放牧地に1泊するというツアーに参加しました。イラン南部のシーラーズから車で街道を3時間ほど走り、その後、街道から外れた砂利道を進み、途中で降りて45分ほど歩いたところにありました。電気、水道、ガスは当然ない場所でしたが、昼は壮大な山の風景、夜には満天の星と、自然の景色がすばらしい場所でした。6月の暑い盛りでしたが、夜はものすごく寒くて、たまたま持ってきていたフリースの上着が重宝しました。

福本:

標高も2000メートルを超えるそうですね。では、遊牧民の食生活はどのようなものなのでしょうか。基本的に自給自足なのでしょうか。

北川:

やはり、チーズやヨーグルト、それからドゥーグというヨーグルトドリンクなどの羊乳の加工品が出るのと、我々、お客さんだったので、鶏や羊をつぶして作ったものが出ました。夕食は鶏やハーブ類、香料を入れたスープだったのですが、テヘランで食べている肉と味が違って濃かったのを良く覚えています。また、ナンも焼いてくれました。

福本: 

焼きたてのナンですか、それは美味しかったでしょうね。遊牧民を訪ねるツアーへの参加には憧れますが、当分の間は難しそうですので、せめてパールストゥディのサイトの映像で我慢しておこうと思います。

 

 

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