誤った食習慣とその修正方法
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食習慣
今回のお話は、誤った食習慣とその修正方法についてです。
現代の機械化された便利な生活により、健康の重要な柱のひとつである栄養面の問題が軽視されがちになっています。この問題は、現在、先進国でも発展途上国でも増加しています。他方で、昔からの健康によい食習慣が忘れ去られ、体に悪い食習慣がそれに取って代わっています。
今回のお話は、誤った食習慣とその修正方法についてです。それを知ることで、肉体や精神の健康に効果的な役割を果たすことが出来るでしょう。
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誤った食習慣のひとつに、朝食を食べないことが挙げられます。適切な朝食は、エネルギーの増加を促し、思考力の源となり、他の食事にもプラスの影響を与えます。さらに、朝食をとることで、一日のカロリーを抑えることもできます。専門家の調査によれば、一日の始まり、つまり朝にカロリーの多くを摂取することは、他の時間に同じだけのカロリーを摂取するよりも、満腹感を得られやすいということです。さらに、適切な朝食は、誤った食習慣を改善することにもつながります。
このほか、食事をしながら他の事をするのも、誤った食習慣といえるでしょう。研究から、食事時に他の事をするのは、過食、ひいては体重増加につながることがわかっています。テレビを見ながら、電話で話しながら、またはテレビゲームで遊びながら食事を取った場合、集中力が分散され、満腹感が得られません。こうなると、食べる行為が機械的になり、その結果、無意識に食べ続ける、ということになります。
イスラムでは、神の名を唱えて集中して、食事を始めることを勧めています。食事を取る際には、会話や別の行動は控え、食事に集中する方がよいでしょう。満腹になったら食べるのをやめるか、あるいは満腹になる前に手をおきます。食べ過ぎは、好ましくない食習慣のひとつであり、健康にも大きな害を及ぼします。
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体に必要な栄養素の多く、特にビタミンやマグネシウム・鉄といったミネラルは、果物や野菜の中に含まれています。これらの食品を食べないと、体の機能に問題が生じます。このため、食餌療法の一環として、これらの食品を十分にとるようにしましょう。これは特に成長期にある子供や青少年にとって、重要性を有しています。
水分は生物にとって必要不可欠なものであり、カロリーの消費など、体の新陳代謝のために必要な物質とみなされています。一日に十分な水分を取らないと、体の新陳代謝が衰え、体重の増加にもつながります。このことから、一日にコップ8杯から10杯分の水分を取るようにしましょう。もし運動をする人であれば、この分量はさらに多くなります。また、フルーツジュースなど、天然の飲み物を取り入れるのもよいでしょう。
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