ペルシャ語ことわざ散歩(17)「船頭多くして船山に上る」
3月 26, 2021 13:55 Asia/Tokyo
今回もこのシリーズで、イランで使われているペルシャ語のことわざをご紹介してまいりましょう。
これまで主に、日本語に意味や表現法がよく似ていることわざをご紹介してまいりましたが、今度は少々視点を変えて、日本で言われるある意味内容のことわざはペルシャ語ではどう表現されているか、という観点からお話してまいりたいと思います。
今回は、日本語のことわざの「船頭多くして船山に上る」に相当するペルシャ語のことわざをご紹介いたしましょう。
この意味内容にあたることわざは、ペルシャ語では「料理人が2人になると煮込みスープが塩辛いか、味のないものになる」と表現します。
ペルシャ語での読み方は、Aashpaz ke do ta shod, aash yaa shuur mishavad yaa binamakとなります。
さらに、ペルシャ語にはこれと全く似たようなことわざとして、「主婦が2人になると、膝まで埃がたまる」というものも存在します。
日本語でも「両雄並び立たず」と言われますが、小さな集団や大きな組織のいずれであっても、やはり本当の統率者は1人であり、それ以外は発言権を持つ補佐役として組織の長を盛り立てて支えるのが好ましいのかもしれません。
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