ペルシャ語ことわざ散歩(88)「自分より7世代まで十分足りる、あるいは沢山だ」
2月 24, 2022 15:30 Asia/Tokyo
皆様こんにちは。このシリーズでは、イランで実際に使われているペルシャ語の生きたことわざや慣用句、言い回しなどを毎回1つずつご紹介してまいります。
今回ご紹介するのは、「自分より7世代まで十分足りる、あるいは沢山だ」です。
ペルシャ語での読み方は、Baraaye haft poshtam bast astとなります。
このことわざは、よい意味でも悪い意味でも使われます。よい意味で使われる場合は、例えば何か沢山のものが手に入った、恩恵が得られた場合など、自分より7世代後まで満たされる十分なものです、などという意味で使われます。
逆に悪い意味で使われる場合は、何か大損をしたり、苦い経験をした場合など、こんなひどい思いをするのは今回だけで沢山であり、自分より7世代後のぶんまでこうむった、といった意味になります。
日本語でも、ラッキー・セブンや七五三のお祝い、七つ道具、七色の虹など、7という数字は縁起のよい数字とみなされるとともに、一揃いのものや数が多いことをあらわしたりする場合に使われていますが、イランでも数字の7を使ったことわざや慣用句が数多く存在します。これからもそうした面白い表現を随時ご紹介してまいります。どうぞ、お楽しみに。
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