インド石油相が米に断固として回答、「必要であればどんな場所からも石油を購入」
10月 08, 2022 20:42 Asia/Tokyo
インドのプリ石油大臣は、米関係者との2者会議後、ロシア製石油の購入に関するインドの立場を繰り返し表明し、「わが国は必要であればどんな場所からも石油を調達し、誰もインドがどうすべきかを決めることはできない」と述べました。
インド紙・インドタイムズによりますと、プリ大臣は、「インド政府は、市民の必要とするエネルギーを調達するという道徳上の義務があり、必要であれば、どんな場所からも石油の購入を継続していく」と語りました。
プリ大臣は、アメリカのグランホルム・エネルギー長官との会談において、「ペルシャ湾の石油市場は、インドにとって、他のいずれの場所よりも適切である」とし、産油量を1日当たり200万バレル減少するというOPECプラスの決定について、「産油国の供給量は、市場の需要に応じたバランスの取れたものだ」と述べました。
インド商工省が認めるところでは、インドの石油輸入費用の増加により、同国の貿易収支赤字は昨年に比べて倍増しています。