北朝鮮が、日韓の動きに対応し中国と同盟強化
(last modified Sun, 14 May 2023 07:28:23 GMT )
May 14, 2023 16:28 Asia/Tokyo

北朝鮮外務省が、中国を含めた同盟諸国との関係強化の一環として、外相と駐北朝鮮中国大使が平壌において会談したことを発表しました。

1961年に中朝友好協力相互援助条約が締結されて以降、中国は北朝鮮の主要な同盟国の一つでしたが、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は2018年以降、中国との関係を急速に強化させています。

また中国も2019年、習近平国家主席が同国首脳としては14年ぶり、自身としては初となる北朝鮮訪問を行っています。

北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相はこのほど、先月同国に着任した中国の王亜軍大使と会談しました。両者は、北朝鮮と中国の間の伝統的な関係や協力をさらに拡大させていく立場を明らかにしたということです。

一方、金総書記は先日、ロシアの戦勝記念日に際して同国のプーチン大統領に宛てて祝賀メッセージを送り、その中でロシアが敵に対し優位に立っているとしながら、同国の力強い国民が敵のもたらすあらゆる問題や脅威を打ち砕くよう願っているとしました。

アメリカは、北朝鮮が中国やロシアなどの同盟諸国との関係を拡大させることを非常に懸念し、これが北朝鮮の力を強めることになると考えています。

 


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