7月 15, 2023 20:33 Asia/Tokyo
  • 中国外交トップ 王毅(ワン・イー)共産党政治局員
    中国外交トップ 王毅(ワン・イー)共産党政治局員

中国外交トップ 王毅(ワン・イー)共産党政治局員が、NATO・北大西洋条約機構の介入主義的な姿勢を批判し、「NATOが東アジアに接近するのは理性的ではない」と述べました。

王毅氏は、インドネシア・ジャカルタで開かれたASEAN外相会議の席で、NATOの介入主義的姿勢について警告しました。

ASEAN外相会議は、加盟10カ国と日本、中国、韓国、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、ロシアの8カ国が出席して開かれました。

王毅氏はこの会議で、「ASEANの中心的役割は歴史の必然であり、あらゆる関係国の共通点だ。ASEANの役割を弱体化させる試みは間違っている」とし、「NATOが東アジアに接近するのは理性的ではない」と述べました。

また、中国政府が核のない東南アジアをめざす協定への署名に意欲を持っていると強調しました。そして、すべての国に対して、真の多極主義への支持を示し、良好な関係を強化し、アジアと太平洋地域の協力を正しい道に乗せるよう求めました。

王毅氏は14日、この会議の傍らで、日本、インド、韓国の外交当局者とも会談しました。

日本の林外相との会談では、「中国を具体的かつ論理的に理解し、実際の行動で示すことで、歴史から学び、平和を発展させる道を進む」よう求めました。

日本政府は昨年、中国を「最大の戦略的挑戦」と位置付けています。

 


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