8月 09, 2023 20:41 Asia/Tokyo
  • 中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相(アーカイブ写真)
    中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相(アーカイブ写真)

中国の王毅外相がロシアのラブロフ外相との電話会談で、両国は信頼できる友人同士であるとしながら、「我が国は、ウクライナ戦争に関して公正な立場を堅持する」と述べました。

王毅外相はこの電話会談で、今年3月に中国の習近平国家主席がロシアを訪問して以降、両国の間では戦略的・実質的協力が新たな進展を見せているとしました。

続けて、「中国とロシアの貿易額は過去最高を更新し、エネルギー協力は着実に発展している」と述べました。

また、「新たな時代には両国が、戦略的的なパートナーシップや協力を高いレベルで発展させなければならない」と強調しました。

さらに、ウクライナ危機に関して、「我が国は、いかなる諸国間の動静に対しても公正な立場を堅持し、客観的かつ理性的なオブザーバーであり続ける。そして、ウクライナ戦争をはじめとした国際問題を政治的解決に導く和平協議や交渉を積極的に推進させていく」と強調しました。

一方、ラブロフ外相もこの電話会談で、中国に感謝しながら、ウクライナ危機の解決に向けたプロセスで同国が行う建設的な役割を歓迎するとしました。

また、先日サウジアラビア・ジッダで開催されたロシアの参加しないウクライナ和平協議に中国が出席したことで両国の関係が崩れたとする西側諸国の話を否定しました。

両外相の電話会談は、ジッダでの協議後に初めて行われた中ロ高官の話し合いとなります。

 


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