在韓日本大使館に侵入試み10人超逮捕、　処理水放出の抗議デモで

韓国ソウルで24日木曜、福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出に抗議するデモのさなかに、日本大使館に侵入しようとした参加者10人以上が逮捕されました。

フランス通信が、現地警察の発表として報じたところによりますと、在ソウル日本大使館前には数人が集まり、「海は日本のごみ箱ではない」「汚染水放出に反対」などと書かれたプラカードを掲げました。

韓国ヨンハプ通信によりますと、現地時間の同日午後1時ごろ、大学生16人が処理水の放出を非難するシュプレヒコールを上げながら日本大使館に侵入しようとしたため、不法侵入および集会・デモに関する法律違反の容疑で逮捕されています。

一方で、他のデモ参加者は全員解散させられ、直後に日本大使館が入っている建物への立ち入りが制限された様子が確認されました。

韓国政府は処理水放出計画を支持しており、ハン・ドクス首相は同日、「過度に心配する必要はない」と述べました。

また、抗議デモについて、「政治的動機に基づいており」「フェイクニュース」を使って恐怖をあおっていると非難しました。

一方で、日本による今回の処理水放出に対しては国民の一部では抗議の声も上がっており、韓国野党「共に民主党」も強く反対しています。

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