12月 21, 2023 17:23 Asia/Tokyo

中国北西部で発生した地震による死者がこれまでに130人を超え、同国政府は復旧作業を監督するため高官を派遣しました。

CCTV中国国営中央テレビが今月19日に報じたところによりますと、中国北西部・甘粛省の主に農村部で113人、隣接する青海省で18人が死亡しました。

この数字は、中国での地震による死者数としては2014年以来最多となっています。

さらに、この他にもこの地震による730人以上の負傷者が報告されています。

今回の地震により、甘粛省では推定15万5000戸の家屋が被害を受けており、中国のSNSに投稿された動画や写真にはレンガ造りの家屋ががれきと化し、道路の一部が崩れている様子などが映し出されています。

中国新華社通信は地元当局者の話として、甘粛省のある村では約8割の家屋が居住不可能になったと報じました。

この地震を受けて、中国の習近平国家主席は犠牲者を最小限に食い止めるよう指示しており、政府は共産党中央政治局委員で国の災害救助委員会の責任者である張国清副首相を現地に派遣しました。

現在、中国北部は寒波に見舞われており、震源地である臨夏回族自治州積石山県の気温は19日にはマイナス16度まで下がっています。

中国北西部・甘粛省臨夏回族自治州で、現地時間の今月18日深夜、マグニチュード(M)6・2の地震が発生しました。  

中国西部は地震が多く、特に2014年の雲南省の地震では600人以上が死亡し、08年の四川省の地震では9万人近くが犠牲となりました。

 


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