パキスタン首相、「FBはイスラム嫌悪的な内容の投稿を禁じるべき」
パキスタンのカーン首相が、大手SNSフェイスブックに対し、イスラム嫌悪「イスラムフォビア」的な内容の投稿禁止を要求しました。
ロイター通信が25日日曜、パキスタン・イスラマバードから同国政府の発表として報じたところによりますと、カーン首相はフェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)への書簡で、「フェイスブックのようなSNSが、イスラムフォビアを拡散し、各国で過激主義や暴力行為を助長している。ユダヤ人大量虐殺と称する問題、いわゆるホロコーストなるものに関連してフェイスブックが取ったのと同様の策を、イスラムフォビアについても講じるべきだ」と述べています。
フェイスブックは今月12日、第2次世界大戦中のホロコーストを否定または歪曲した内容の投稿を禁止すると表明しました。
フェイスブックの広報担当者は、これに関してロイター通信に対し、「フェイスブックはいかなる形の増悪も受け入れず、人種や民族、出身国、宗教に基づく攻撃を容認しない。ヘイトスピーチを認識したらすぐに削除する」としています。
カーン首相はさらに、フェイスブック宛の書簡でフランスの状況にも触れ、イスラム教徒がテロと関連付けられている現実を指摘しました。
この数日、フランスの週刊風刺新聞シャルリーエブドはまたもや、イスラムの預言者ムハンマドを侮辱する内容の漫画を発表しています。
マクロン仏大統領も民主主義や外交慣習に外れた発言の中で、フランスはこれまでどおり、イスラムの預言者に対する侮辱的な風刺漫画の掲載を続行する」と表明しました。
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