ナゴルノ・カラバフに居住するアルメニア人らが、自宅に放火
11月 24, 2020 15:44 Asia/Tokyo
アゼルバイジャン領内のアルメニアの実効支配地ナゴルノ・カラバフ地域に住むアルメニア系住民らが、同地域での停戦合意実施のため、自らの居住区を去る前に自宅に放火しました。
IRIB通信によりますと、アルメニア政府当局はナゴルノ・カラバフ地域のアゼルバイジャン側への引渡しを控え、この地域に住むアルメニア系住民に対し、24時間以内の猶予を与えて自宅退去の準備を促しています。
ロシア・モスクワ駐在のアゼルバイジャン大使は最近、あるテレビのインタビューにおいて、「わが国の目的は決して、ナゴルノ・カラバフ地域のアルメニア系民間人の追放や放逐ではない。この地域を去るか残留するかは、あらゆる市民の個人的な問題である」と語りました。
ナゴルノ・カラバフ地域での完全な停戦の実現および、敵対行為の全面的な停止に向けた和平協定は今月10日、ロシア・モスクワにてアリエフ・アゼルバイジャン大統領、パシニャン・アルメニア首相、及びプーチン・ロシア大統領により調印されました。
この合意により、アゼルバイジャンとアルメニアの最近の紛争によりナゴルノ・カラバフ地域内でアルメニア軍に掌握されていた区域の管理権が、アゼルバイジャン側に委譲されることになります。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj