フィリピン大統領、「米はわが国に核兵器を持ち込む許可なし」
3月 02, 2021 15:17 Asia/Tokyo
フィリピンのドゥテルテ大統領が、「アメリカがわが国に核兵器を持ち込もうとと望むなら、即刻わが国とアメリカとの軍事協定を破棄する」と語りました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、ドゥテルテ大統領はフィリピン・マニラ首都圏のパサイ基地内で記者会見し、「わが国は独自の外交政策を有しており、わが国の領内でのアメリカの核兵器保管を許可しない」と述べました。
この記者会見は、ドゥテルテ大統領がフィリピンでの中国製コロナワクチン到着の歓迎式典に出席した後に行われました。
また、フィリピン国内のアメリカ製核兵器の備蓄に関する質疑に回答し、「わが国の憲法は、国内での核兵器の配備を禁じている」と強調しました。
同時に、通知なく密かにアメリカがフィリピンに核兵器を持ち込むことに懸念を示し、「その場合、わが国は米との軍事協定を直ちに取り消すだろう」と述べました。
ドゥテルテ大統領は最近、マニラ市内への米軍駐留継続の条件として、その駐留費用の負担を挙げました。
また、アメリカが昨年ドゥテルテ大統領の側近に対する同国入国査証発給に反対したことに抗議し、フィリピンへの米軍の配備に関するアメリカとの重要な軍事協定を一方的に破棄しています。
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