インドのコロナ死者、過去最多に
(last modified Wed, 21 Apr 2021 06:11:13 GMT )
4月 21, 2021 15:11 Asia/Tokyo

インド政府が20日火曜、新型コロナウイルス感染による1日当たりの国内の死者が1761人となり、過去最多を記録したことを明らかにしました。

ロイター通信によりますと、インド保健省は、同日の新規の感染者が25万9170人となり、世界最多になったことを明らかにしました。同国の1日当たりの感染者は、6日間にわたって20万人を超えています。

累計の感染者は1532万人で、米国に次いで世界で2番目に多くなっており、感染者が急増しているデリーで19日遅くから6日間のロックダウン(都市封鎖)が導入されたほか、同国の多くの地域でも同様の措置が行われています。

デリーや、人口が最も多いウッタルプラデシュ州では、家族の入院先を探してほしいとの投稿がツイッターで相次いでいるほか、酸素や治療薬の「レムデシビル」が極端に不足しているとの報告も出ています。

累計の死者は18万0530人で、今のところ米国の56万7538人を大幅に下回っていますが、専門家は統計から漏れている死者がいると警告したうえで、医療体制が逼迫しており、今後、死者が急増する恐れがあるとの見方を示しています。

関係者や地元メディア、政府統計によれば、すでに複数の主要都市で、公式統計の死者を大幅に上回る火葬・埋葬が行われています。

モディ首相は19日、ワクチン接種の対象を5月1日から18歳以上にするよう指示しました。政府によれば、同国では1億0850万人が1回目のワクチン接種を受けていますが、同国の人口は13億人で、接種率が高いとはいえません。

 

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