ミャンマー軍がカレン民族同盟を空爆
4月 29, 2021 20:34 Asia/Tokyo
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ミャンマーでの抗議
ミャンマーのカイン(旧カレン)州で、国軍の複数の戦闘機が、同国の少数民族武装勢力、KNUカレン民族同盟を空爆しました。
ミャンマーのKIOカチン独立機構のNaw Bu報道官は、カチン州にいる国軍がAlaw Bum山のふもとにある同機構の拠点を空爆したことを発表しました。それによれば、地域では5日前から激しい衝突が続いており、多くの民間人が死亡したということです。
一方、ミャンマー南東部カイン州にいる支援組織関係者も、国軍が反政府組織のメンバーへの空爆を依然として続けていると語っています。KNUは、ミャンマー国軍のクーデターに反対している少数民族武装勢力のひとつで、先日、タイ国境付近にある国軍の基地を制圧していました。
ミャンマーは今年2月1日のクーデター発生以降、国軍による抗議者への暴力・弾圧の場と化しています。
政権に反対する人々は、軍や警察の弾圧にもかかわらず、抗議行動の実施を続けて、アウン・サン・スー・チー国民民主連盟党首兼国家顧問の解放と、民主主義による統治を求めています。
ミャンマーではこれまでに、抗議者への弾圧により750人以上が死亡しています。
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