米国務長官、「わが国はアフガンへの派兵理由を忘れることがある」
May 03, 2021 18:21 Asia/Tokyo
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ブリンケン米国務長官
ブリンケン米国務長官が、20年前にアフガニスタンに米軍を派遣した当初の理由が何であったかを米国が忘れることがあると述べました。
ブリンケン国務長官は、米CBSテレビとのインタビューで「我々はもう20年間、アフガニスタンに関与しているが、9月11日に我々を攻撃した人々に対抗するためにそこへ向かったという当初の理由を忘れることがある」と述べました。
ブリンケン氏は、NATO軍がアフガニスタンから撤退した後、過激派組織「タリバン」がアフガニスタンで政権を握る可能性について、「あらゆる可能性があるが、我々はどんなシナリオにも備える必要がある。我々はとても明晰にその動向を見ている」とコメントしました。
また、「米国大使館を残し、アフガニスタンには同盟国からも経済・開発・人道的支援を提供する」とし、米国がアフガニスタンから完全に撤退するわけではないと強調しました。
バイデン米大統領は先日、今年9月11日までにアフガニスタンから駐留米軍を撤退させると発表しました。
アメリカとその同盟諸国は2001年、テロとの戦いとアフガニスタン国内の安全確保を口実に同国へ侵攻しました。この占領行為は、戦争、衝突、アフガン経済インフラの破壊の原因となり、さらに情勢不安、テロ行為、麻薬生産も増大させました。
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