韓国の漁業関係者が、日本の原発処理水放出に抗議し海上デモ
May 19, 2021 19:39 Asia/Tokyo
韓国南東部・蔚山市の漁業関係者が19日、日本政府が東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出を決めたことに抗議する海上デモを行いました。
韓国のヨンハプ通信によりますと、同地域の漁業関係者による連合会が主催して、蔚山水産協同組合が後援したデモには、約120隻の船が参加しました。
船には「汚染水の海洋放出は人類に対するテロ」、「日本産水産物の輸入絶対反対」などと書かれた旗や横断幕が掲げられました。
主催者側は記者会見で、「日本政府の福島原発放射能汚染水海洋放出の決定を糾弾する」として、「全世界の人が反対する汚染水放出を撤回しろ」と要求しました。
また「汚染水が海洋放出されれば、生態系が破壊されるのは基本的な常識」とし、「汚染水はがんや白血病、DNA損傷などを起こし、世界の生命にとって脅威となる」と強調したうえで、「政府は国民の生命を守るため日本産水産物の輸入を禁止するなど、できるすべての措置を講じなければならない」とし、「国民は日本産水産物の不買運動を通じてわれわれの怒りを見せなければならない」と主張しました。
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