世界の25大都市が、温室効果ガス排出の主要因
7月 12, 2021 20:23 Asia/Tokyo
主に中国を中心とする世界の25大都市だけで、都市圏の温室効果ガスの半分以上を排出していることが判明しました。
ロイター通信によりますと、世界の最も豊かな地域の都市からの温室効果ガスの排出量は、一般的に発展途上国の都市からの排出量よりも多くなっています。
これまでの複数の調査では、53か国の167都市からの温室効果ガス排出量が比較され、中国の上海と北京、ロシアのモスクワと日本の東京を含む23の都市だけで、世界での温室効果ガスの総排出量の52%を占めています。
この調査では、世界の温室効果ガス排出量に占める割合の高い都市として、中国、インド、米国、およびEU圏内の大半の都市が汚染都市としてリストアップされています。
中国・中山大学の環境学者であるShaoxing Chen氏は、温室効果ガス排出量の削減における大都市の役割の大きさを強調し、「それは完全に理にかなっている。行動しないと、気候変動に苦しむことになる」と述べました。
一方、EUは最近、EUの排出規制目標の順守を要求する法律を可決しました。
この法律は、EUの政治家が気候変動対策にむけた新しい政策パッケージを準備する中で可決されました。
EU加盟国と欧州議会の交渉担当者は、2030年までにEUの二酸化炭素排出量を55%削減することを目標とした気候法について、4月に合意に達しました。
この目標には、温室効果ガスの排出を2050年までにゼロに押さえ込むことが含まれています。
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