南シナ海で衝突事故の米原潜が、グアムに到着
10月 09, 2021 20:04 Asia/Tokyo
南シナ海で衝突事故を起こして損傷した米原子力潜水艦が8日金曜、グアムに到着しました。
フランス通信が9日土曜、報じたところによりますと、米海軍は今月7日、シーウルフ級攻撃型原子力潜水艦「コネティカット」が今月2日午後、「インド太平洋地域の公海上」を潜航中に何らかの物体に衝突したと発表していました。
この事故で乗組員11人が負傷し、うち2人は中程度とされています。
現在、原因究明のための調査が行われています。
米海軍は、南シナ海の小島や砂州の領有権を主張する中国のけん制と称して、同海域を定期的に航行しています。
中国外務省の趙立堅報道官は8日金曜、中国は今回の衝突事故を「非常に憂慮している」としつつも、米国は事故の詳細を意図的に隠蔽(いんぺい)していると非難し、原潜が何に衝突したのか、放射性物質漏れがあったのか、現地の海洋環境にダメージを与えたのかといった情報を含め、米政府は事故に関する「詳細な説明」をするべきだと述べました。
さらに、米国は「航行の自由を掲げて」長年にわたり南シナ海の「平和を乱している」とて非難しています。
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