韓国でコロナ新規感染者数が前代未聞の増加
韓国で、新型コロナウイルスの新規感染者数が前代未聞の増加を示し、1日あたりで初めて5000人を突破しました。
ロイター通信が1日水曜、ソウルから報じたところによりますと、KDCA韓国疾病予防管理庁は同日、国内で報告された新型コロナウイルス新規感染者が5123人となり、1日当たりとしては過去最多を更新したことを明らかにしました。
これにより、韓国でのコロナ感染者数は累計で45万2350人となり、また重症者数も初めて700人を上回って723人に達したほか、コロナ感染による死亡者も1人で34人増加して3658人となっています。
韓国ではさる11月から防疫措置による制限を解除し、「ウィズコロナ・段階的な日常生活の回復」措置を宣言して以降、感染者が2000人台から4000人以上へと急増傾向にありました。
一方で、韓国・ヨンハプ通信によりますと、ムン・ジェイン韓国大統領は、新たなコロナ変異種・オミクロン株感染が疑われる例が確認されたとの報告を受け、オミクロン株の国内流入阻止および対応策を協議する政府のTFタスクフォース・特別チームを中心に厳格に対応し、より強化された入国時の防疫装置を直ちに実施するよう指示を下しています。
また、「まだ新たな変異株に対する十分な分析が行われていない。今後、新型コロナへの対応において重大な局面になり得る状況だ」との見解を示すとともに、オミクロン株感染を判定するための診断キットを開発し、専門家の協議などを通じてオミクロン株に対応する防疫戦略を迅速に立てるよう指示しました。
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