中国の極超音速飛行機はNASAの計画が基盤
12月 13, 2021 21:59 Asia/Tokyo
中国の研究グループが、NASA・米航空宇宙局が断念した計画にもとづいて、エンジン2基を搭載した極超音速飛行機を製造しました。
NASAは20年前、巨額の費用を理由にこの極超音速飛行機の製造を断念していました。
この飛行機のエンジンテストは、中国が最新兵器技術の発展をめぐるアメリカとの競争で大きな一歩を踏み出したことを示しています。
この極超音速飛行機は、マッハ5(時速約6125キロ/音速の5倍)のスピードで飛行します。仮にこの飛行機が核弾頭ミサイルなどの兵器の運搬に利用される場合、その追跡や迎撃は困難になります。
サウスチャイナ・モーニングポスト紙によると、中国・南京大学の研究チームが、両側それぞれに2基のエンジンを搭載した飛行機の初めての試作機をテストすることに成功しました。
この飛行機はNASAに所属していた中国人高等エンジニアの計画に基づいて、NASAの極超音速計画として1990年代末に製造されていました。
この計画は、「ボーイング・マンタ X-47C」と名付けられていましたが、2000年代初頭に巨額の費用と技術的課題から保留されました。
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