韓国次期大統領に保守系最大野党のユン氏、「未来志向的な対日関係を構築」
3月 10, 2022 17:22 Asia/Tokyo
韓国大統領選で当選した保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長(61)が当選を果たし、対日関係について「未来志向的な関係構築」という姿勢を示しました。
韓国・ヨンハプ通信が10日木曜、ソウルから報じたところによりますと、韓国の中央選挙管理委員会は10日午前に全体委員会議を開き、第20代大統領選挙の開票結果に従い、保守系最大野党「国民の力」のユン・ソギョル前検事総長を当選者として正式に確定しました。
ユン氏は10日午前3時50分ごろ事実上当選を決め、開票率が98%となる中、1604万票(得票率48.59%)を獲得し、対抗馬となった革新系与党「共に民主党」候補の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事との異例の大接戦をわずか0.8ポイントで制しました。
ユン氏は国会図書館大行動での当選の挨拶において、日本に対しては「未来志向的な韓日関係をつくる」と表明するとともに、「韓日両国共通の利益と、韓日の未来を担う青年たちが目指すべきことに重点を置き、韓日関係を考えていく」と語りました。
北朝鮮政策としては、「北の違法で不合理な行動に対しては原則にのっとって断固として対処するが、南北対話の扉は常に開いておく」と述べています。
また対中外交では「相互尊重の韓中関係を発展させる」とし、対米関係については「韓米同盟を再建し、自由民主主義と市場経済、人権の価値を共有しながら包括的な戦略同盟を強化していく」としています。
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