イラン警察、「タリバンはケシ栽培禁止の約束を守らなかった」
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イラン警察麻薬対策本部のキャリミー署長が、麻薬対策分野におけるイラン政府の措置に触れ、「アフガニスタンの現支配勢力であるタリバンは、ケシ栽培禁止の約束を実践に移していない」と語りました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
May 12, 2022 16:04 Asia/Tokyo
  • アフガニスタンでのケシ栽培
    アフガニスタンでのケシ栽培

イラン警察麻薬対策本部のキャリミー署長が、麻薬対策分野におけるイラン政府の措置に触れ、「アフガニスタンの現支配勢力であるタリバンは、ケシ栽培禁止の約束を実践に移していない」と語りました。

イランは制裁下にありながら、毎年1000トン以上の麻薬を摘発、押収しており、世界で最も麻薬摘発量の多い国となっています。

イランはまた、世界における麻薬対策の先進国として、この道において1万2000人以上の殉教者を出しています。

国連は、イランを麻薬対策を先導する旗手だとしています。

IRIB通信によりますとキャリーミー署長は、「タリバンは1ヶ月前に、アヘンの材料となるケシの栽培とアヘンの生産の禁止・制限措置の施行を約束していたが、残念ながら今日まで、これに関するプラスの兆候は見られず、わが国やそのほかの国への麻薬の流入は今なお続いている」と語りました。

また、イラン暦1400年にあたる2021年3月21日から今年3月20日までの間に、アフガンからイランに2万5000kg以上のアンフェタミンが持ち込まれていたことを明らかにし、「これは国内に持ち込まれた量としては新記録である」としました。


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