イラン外務省報道官、「安倍元首相銃撃事件を憂慮」 在日イラン大使館も事件を非難
7月 08, 2022 16:48 Asia/Tokyo
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日本の安倍晋三元首相
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、日本の安倍晋三元首相が銃撃された事件を非難しました。
安倍元首相は8日金曜、奈良市の駅前で街頭演説をしている最中に銃撃され、救急搬送されました。
イルナー通信によりますと、キャンアーニー報道官は、「偉大な指導者たちを暗殺によって失ってきたテロのいち被害国として、わが国は日本の安倍元首相の銃撃事件を憂慮するとともに、状況を注意深く見守っている」と述べました。
一方で在日イラン大使館も、ツイッターにおいて今回の事件を非難し、次のようなメッセージを掲載しました:
「イラン・イスラム共和国大使館は、安倍晋三元総理大臣に対する発砲という蛮行を強く非難するとともに、安倍元総理のご回復を心よりお祈りいたします」
共同通信の報道では、安倍元首相の容態は思わしくなく、警察関係者は病院への搬送時には心肺停止状態だったとしています。
日本の各メディアによれば、安倍元首相は演説中に背後から近距離で銃撃され、41歳の男性が容疑者として現場で逮捕されました。この容疑者については、以前に海上自衛隊員として勤務していたという情報もあります。
安倍氏の実弟である岸防衛相は現地時間午後4時、記者団の取材に対し同氏の容態について、「病院で懸命な治療が行われている。輸血を含めて救急治療に全力を尽くしているとことろだとうかがっている」と述べています。
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