イランの原油輸出が3カ月連続で増加
9月 17, 2022 12:54 Asia/Tokyo
石油関連の市場調査会社・ケプラーは、イランがこの3カ月で2000万バレルの石油備蓄を世界市場に輸出したとしました。
石油タンカーの追跡データによると、イランの石油輸出量は去る8月まで3カ月連続の増加となりました。
タンカーの追跡などを行うケプラーの発表によれば、イランはこの3カ月で日々の産油地からの輸出のほかに、2000万バレルの備蓄石油も輸出しており、そのうちの多くが中国向けの輸出だということです。
また、エネルギー関連の輸出を追跡するヴォルテクサも、イランの石油輸出量がこの3カ月で増えていることを認めています。
今年1月のイランの石油輸出量は日量100万バレルとされていました。5月には70万バレルにまで減少したものの、6~8月は増加に転じました。
OPEC・石油輸出国機構も、外部の情報源をもとに、イランの石油生産量が8月に日量5000バレル増加したと公表しています。イランは去る8月に日量257万2000バレルの石油を生産しました。
アメリカによる制裁が続く中でのイランの産油量の増加は、制裁が失敗し、イランがアメリカによる敵対政策の無効化に成功していることを示しています。
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