イラン外務次官、「上海協力機構への加盟目的は経済的利益」
9月 19, 2022 14:54 Asia/Tokyo
サファリー・イラン外務次官が、「わが国のSCO上海協力機構加盟による3つの利点として、物資のトランジット輸送、新たなエネルギー市場への進出、防衛が挙げられる」としました。
サファリー次官は、あるテレビ番組において、「SCOへの加盟により、イランにとってエネルギー部門の新たな市場が生み出されるだろう」としました。
また、SCOの加盟国の一つである中国へのイランの輸出額はおよそ50億ドル、もう1つの加盟国たるインドに対する輸出はおよそ20億ドルに達し、そしてロシアに対しては10億以上である、としました。
さらに、「SCOにとってのイランの加盟の利点の一つは、同組織の加盟国がイランを経由して公海にアクセスし、また物資を他国に輸送することである」とし、「SCO会議の傍らで行われたイラン大統領と他国の関係者との大半の会談において、これらの関係者はイラン南部バンダルアッバース港とチャーバハール港での物資移送の土台が整えられるよう要請していた」と語りました。
第22回SCO首脳会合は16日金曜、ウズベキスタン・サマルカンドで同国大統領が議長を務める中開催され、同組織へのイランの正式加盟が承認されています。