オーストリアの銀行が、イランに支店を開設
2月 03, 2016 19:07 Asia/Tokyo
オーストリアの大手銀行の1つ・ライファイセン銀行が、イランでの支店開設を計画しています。
ライファイセン銀行の幹部の1人ペーター・レンク氏は、オーストリアの新聞ディ・プレッセのインタビューで、「我々は、核問題をめぐる対イラン制裁の解除前から、イラン中央銀行の関係者と当銀行のイラン支店開設について、良好な協議を進めてきた」と語りました。
レンク氏はまた、「6カ国との合意である包括的共同行動計画が実施されて以来、当銀行はイランとの経済活動のために、より円滑な銀行取引を求めている。このため、イランとの経済通商協力のある顧客のために、イランに支店を開設することを考えている」と述べています。
さらに、「イランとの核合意の成立は、より大きな協力の下地を生み出しており、当銀行はこのチャンスを最大限に活用したいと考えている」としました。
先月16日、オーストリア・ウィーンにあるIAEA・国際原子力機関本部にて、イランのザリーフ外務大臣とEUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表により、包括的共同行動計画の実施と、EU及びアメリカによる制裁、そして国連安保理による制裁の全ての解除を宣言する声明が発表されました。
これにより、イランの核問題に関する全ての制裁が直ちに解除されました。
タグ