イラン副大統領、「欧州は革命防衛隊のテロ組織指定に必ず後悔、米・シオニストの道具と化す」
(last modified Sat, 21 Jan 2023 07:17:29 GMT )
1月 21, 2023 16:17 Asia/Tokyo
  • イランのレザーイー経済担当副大統領
    イランのレザーイー経済担当副大統領

イランのレザーイー経済担当副大統領が、欧州議会の対イラン決議採択という行動に反応し、「ヨーロッパは必ずや、わが国のイスラム革命防衛隊に対する行動に後悔するだろう」と語りました。

ファールス通信によりますと、レザーイー副大統領は実業家らとの会談において、「なぜ欧州議会は今の条件下でこのような行動に出たと思われるか」との質疑に回答し、「ヨーロッパは今まで、これほどまでにアメリカとシオニスト政権イスラエルの道具に成り下がったことはなかった。ちっぽけで弱虫な指導者らは、最後に残った欧州の面目をも失わせようとしている」と述べています。

また、「アメリカは、ヨーロッパをロシアと対峙させ、また西アジアでは彼らを宣伝機関として利用している」としました。

さらに、これについて「バイデン米大統領を筆頭にマクロン仏大統領、ショルツ独首相に至るまでのヨーロッパの首脳らは、どうやら世界の現実というものをまともに理解していないと見受けられ、常に世界的な危機を煽っている」と語りました。

そして、「西側の指導者らはアメリカに追従し、自らの利益を危険に陥れ、ヨーロッパの安全を脅威にさらしている。地域においてテロや情勢不安との戦いの最前線にあるイラン革命防衛隊に対する決議を採択したことは、安全保障を犠牲にすることでしかない」と述べました。

続けて、「西側の指導者らがもし、このような声明の採択や革命防衛隊への制裁行使やテロ組織指定によって、強力なこの組織を地域や世界の秩序体制から抹殺できるなどと思い込んでいるなら、彼らは誤りを犯していることになる。アメリカは40年以上前から、こうした陰謀に熱を上げてきたが失敗し、今では革命防衛隊が国民的・世界的な力と威信の頂点に君臨している」としました。

また、「ヨーロッパは、イランに対する最近の自らの政策を再考しなければ、必ずや後悔するだろう。わが国に対する彼らの戦略は常にイランの国内情勢や暴動・騒乱の扇動に資金や労力をつぎ込んできたが、失敗した。西側はこの失敗から教訓を得る必要がある。制裁や国内騒乱の扇動、軍事攻撃を示唆した脅迫、イランを脅威として吹聴するプロパガンダ。これらは何の成果にも至らなかったばかりか、わが国があらゆる側面で強大化するという真逆の結果をもたらした」としました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ