IAEA事務局長が、来月イランを訪問へ

IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長が、来月にイランを訪問すると発表しました。

イルナー通信によりますと、欧州議会出席のためにベルギー・ブリュッセルを訪れていたグロッシ事務局長は、EU本部で開いた記者会見において、来月にイランを訪問し「政治的対話を行う予定だ」としました。

また、「IAEA保障措置協定に基づくイランの義務履行に関しては、複雑な状況となっている」と主張しました。

さらに、「イラン側は義務の一部を履行しているが、依然として我々に対し、重要な部分を明確にしていない」と続けました。

そして、「イラン訪問中に、この問題に進展が見られることを期待する」としました。

イランは核合意に署名した後、その義務を違反することなく完全な形で履行しており、IAEAも16の報告書において、この点を確認しています。

アメリカの核合意離脱後も、イランは1年の間、その影響を補填すると約束した欧州諸国への猶予期間として、同合意に基づくすべての義務を履行していました。しかしこの約束が守られなかった後、イランは段階的にその義務履行を縮小しました。

イランの義務履行縮小は、核合意にある規定に基づいたものです。

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