イラン外務省報道官が米国務長官とイスラエル首相の表明に反応
(last modified Tue, 31 Jan 2023 11:49:47 GMT )
1月 31, 2023 20:49 Asia/Tokyo
  • キャンアーニー・イラン外務省報道官
    キャンアーニー・イラン外務省報道官

キャンアーニー・イラン外務省報道官が、イランの核保有国化の危険について警告したブリンケン米国務長官とシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相の発言に反応し、「笑止の沙汰ながらも現実には、犯罪者と法律違反者らが国際安全保障の旗持ち役に成り上がっている」と語りました。

キャンアーニー報道官は、米国務長官とイスラエル首相の反イラン的発言に反論し、ツイッターで「世界初の核爆弾使用国の国務長官と、IAEA国際原子力機関の監視下にない恐ろしい核兵器を保有する強奪的で偽りのシオニスト政権の首相が並んで立ち、NPT核兵器不拡散条約の加盟国でこの条約に従っているイランの核保有国化に警告を発している。笑止の沙汰としか言いようがないが、これが現実だ。実に、犯罪者と法律違反者が国際安全保障の旗持ち役に成り上がっている」と述べています。

イスラエル占領地を訪問しているブリンケン国務長官は30日月曜、ネタニヤフ首相との共同記者会見で、「アメリカは、イスラエルとイスラエル人の安全保障という約束を遵守しており、これは決して変わることはない」と語りました。

アメリカを筆頭とする西側諸国およびイスラエルは近年、自らの核計画で軍事目的を狙っているとして、イランを非難していますが、イラン側は こうした主張を強く否定しています。

イランは「わが国はNPT署名国および、IAEA加盟国として、平和目的での核技術の獲得の権利を有する」と強調しています。

これに加えて、IAEAの査察官はこれまでに何度もイラン国内の核施設を査察していますが、同国の平和的な核計画・活動が軍事目的に逸脱している証拠を発見していません。

イスラエルは西アジアで唯一の核兵器保有政権であり、アメリカの支持を得て自らの核兵器計画を国際的な監視の目から乖離させています。

 


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