May 09, 2023 16:14 Asia/Tokyo
  • サラセミア患者
    サラセミア患者

イラン・サラセミア患者会のユーネス・アラブ会長が、「国内ではこれまでに、医薬品の制裁によって662人のサラセミア患者が死亡している」と述べました。

イラン国内には、生涯治療が必要な場合もある遺伝性の血液疾患群で、地中海貧血の別名もあるサラセミアを発症した患者が約2万3000人います。

しかし、アメリカによる一方的かつ圧政的な対イラン制裁に各製薬会社が協力していることで、特殊な治療薬を含む医薬品および医療機器の輸入には困難が生じています。

この疾患への認識を高めるために制定された国際サラセミア・デーにあたる8日月曜、ユーネス・アラブ会長は患者の医薬品入手状況について説明し、「イランのサラセミア患者は、卑劣な制裁が再開されて以降、医薬品輸入禁止の影響を直接受けている。2018年から今日までで既に662人の患者が命を落としているほか、現在1万人以上が深刻な症状を発祥し死の危機にさらされている」と述べました。

 


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