May 10, 2023 17:05 Asia/Tokyo

建築はイランで最も古くからある芸術分野のひとつです。イラン建築には信仰、歴史、習慣が反映されてきました。その最たる例のひとつが、中部エスファハーンにあるイマームモスクです。

イラン中部エスファハーンのイマームモスクエスファハーンは壮麗な歴史的・文化的建築で世界的に知られており、年間を通じて観光客が訪れます。

イマームモスクはエスファハーン市中心部にあるイマーム広場の一角にあり、イラン・イスラム建築の最高傑作のひとつとされます。

このモスクはサファヴィー朝期の西暦1629年に完成し、当時の建築・タイル技術の最高峰です。

モスクの入り口は独特のタイルと蜂の巣状の意匠であるモガルナスで装飾されています。こうした装飾や宗教的シンボルがイマームモスクの地位を世界でも最高峰の歴史的建築に押し上げ、ユネスコの世界遺産にも登録されるまでになっています。

モスクの構造としては、東西の両脇に礼拝用の大広間があり、中央にドームがあります。壁面は草木や花の精緻な文様で彩られており、見る者を魅了します。

また、入り口前には7つの水がめが据えられており、かつて礼拝をする人々がここで体を清めていました。

イマームモスクの美しさは、イランのアイデンティティと文明の象徴といえます。

 


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