May 17, 2023 16:52 Asia/Tokyo

イラン海軍の第86艦隊が17日水曜、213日間にわたる世界一周航海を終えて自国領海に戻りました。

第86艦隊は昨年9月20日、イラン南部ホルモズガーン州バンダル・アッバースを出港しました。

同艦隊は、インド・ボンベイ港で最初の停泊を行った後、ベンガル湾とマラッカ海峡を通過してインドネシアのジャカルタに停泊しました。その後、ジャワ海に向かってマカッサル海峡とセレベス海を通り、イラン軍の航海史上初めて太平洋に乗り入れました。

そして、ミクロネシアやポリネシアの島々の間を通ってこの大洋を横断した後、南米のマゼラン海峡を抜けて南大西洋に入りました。そこからは、北上してチリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルといった諸国の沖合を通り、ブラジル・リオデジャネイロに入港しました。

リオデジャネイロでの数日間の停泊後は、大西洋を横断して南アフリカのケープタウンに寄港しました。その後、最後の停泊地となるオマーン・サラーラ港を経て、最後の2000キロメートルを航行し、終着地のバンダル・アッバースにたどり着きました。

第86艦隊の今回の総航行距離は、約6万3000キロメートルにのぼりました。同艦隊はこれまでにも、赤道を越える航海を4度行っています。

ロシア海軍のニコライ・エフメノフ最高司令官は、イラン海軍司令官と行った会談の傍らで第86艦隊の世界一周航海に触れ、「(イランのような)大国の艦隊であれば間違いなく世界一周ができるものだ」と述べました。

 


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