駐サウジ新イラン大使、「ペルシャ湾地域には新たな対話が必要」
6月 20, 2023 20:44 Asia/Tokyo
駐サウジアラビア新イラン大使がイランとサウジの国交再開に触れ、「ペルシャ湾地域は、発展をベースとした安全保障と協力という枠組みでの新たな対話を必要としている」と語りました。
国交断絶状態にあったイランとサウジはイラクやオマーンの主催による2年間の協議の末に今年3月10日、中国・北京で両国の政府高官による協議後、声明を出し、国交再開に合意したことを発表しました。
これに基づき、ファイサル・サウジ外相は今月17日、両国の国交再開後、初めてイランを訪問しました。
エナーヤティー駐サウジ・イラン新大使は、中国のCGTNテレビのインタビューで、イランとサウジ関係再開にむけた中国の努力を賞賛し、「地域諸国が2国間、あるいは多国間関係の発展に向け互いに協力することが可能となっている」としました。
また、「イランとサウジの外相らによる共同声明は包括的に両国の関係を指摘している」とし、「両国間の通商関係についても、両国の閣僚らの会談や各合同委員会の結成に関する計画が作成されており、共同声明は両国の民間部門の活動にゴーサインを与えるだろう」と語りました。