聖タデウス修道院の儀式に、世界中からアルメニア人が大集合

イラン北西部・西アーザルバーイジャーン州チャールドラーン郡にある聖タデウス修道院で近く開催される1年に1回の巡礼儀式「バダラク（Badarak）」には、イランおよび世界中から3000人のアルメニア人が一堂に会します。

今年のバダラクは、2023年7月13日から15日までの3日間、開催される予定です。

ユネスコ世界遺産にも登録されている聖タデウス修道院では例年、イエス・キリストの使徒の一人である聖タダイ（別名タデウス）の殉教日にあわせて、バダラクと呼ばれる特別な巡礼儀式が、イラン内外のアルメニア人が参加して行われています。

イラン国内キリスト教会団体の代表はこの儀式について、イスラム教は平和と同胞愛の宗教であるとしながら、「聖タデウス修道院で毎年行われる、イランおよび世界のアルメニア教徒による巡礼儀式は、イラン国内でさまざまな民族・宗教が平和に共存していることを示すものだ」と語っています。

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