イラン大統領、「西側諸国は協議の席から離れた」
(last modified Tue, 29 Aug 2023 13:42:27 GMT )
8月 29, 2023 22:42 Asia/Tokyo
  • イランのライースィー大統領
    イランのライースィー大統領

イランのライースィー大統領が、「西側諸国は協議の席から離れ、暴徒を支援することで自身の目的を遂げようとした」と述べた。

国際通信イランプレスによりますと、ライースィー大統領は29日火曜、敵のイランに対する行動に言及しながら、「敵は、世界におけるイランの孤立、そしてイラン国内での人々の絶望という、2つの戦略を追求した」と述べました。

続けて、敵がイランの孤立化に失敗したとしながら、「我が国と近隣・同盟諸国との政治・経済・通商関係の水準は、近隣諸国との経済・商業関係が14%増加するなど、格段に変わっている」と説明しました。

また、「第13期政権は、通商関係において記録を塗り替えた。ラテンアメリカ、アフリカ、大半のアジア諸国との通商関係増大、ユーラシア連合や上海協力機構への加盟、さらに先日のBRICS加入決定は、我が国が(世界で)力や地位を持っており、敵の孤立化戦略が成功していないことを示した」としました。

さらに、「停滞していたイスラム諸国との関係も、以前とは変化した。我が国の政治、通商、経済状況は、イランを孤立化させその国民を絶望させようとした敵の企みが大きく失敗した証拠と言える」と述べました。

その上で核合意について、「米国とヨーロッパは合意内責務を履行せず、イランだけがそれを履行していた。IAEA国際原子力機関は、我が国の核計画が諸協定に逸脱していないと15回にわたり報告している。しかし、核合意は完全に政治化されてしまった」と指摘しました。

そして、「第13期政権は協議において一歩も譲らず、イラン国民が(核合意の)恩恵を受けられるよう、制裁解除の必要性を強調してきた。しかし西側諸国は、制裁を続けることで我が国の発展や進歩を阻もうとしている」としました。

 


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