OPEC増産にイランが貢献
9月 09, 2023 22:46 Asia/Tokyo
OPEC・石油輸出国機構の増産に、イランが大きく貢献しています。
ロイター通信が伝えた調査の結果によると、先月のOPECの石油生産量は、イランの増産により大幅に増加したということです。
この調査は、海外情報筋のデータや、ケプラー、ペトロ・ロジスティクスといった石油関連データ会社、石油企業などの情報をもとにまとめられました。
それによると8月のOPECの産油量は、1日あたり2756万バレルで、7月に比べ1日あたり22万バレル増加しました。OPECによる増産は2月以来のことです。
このうちイランの8月の産油量は、1日あたり310万バレルで、米国のトランプ前政権が対イラン石油制裁を発動した2018年以来、最高を記録しました。
イランはOPECによる減産に拘束されておらず、今年の産油量が米国の制裁にもかかわらず大幅に増加した形です。
今回のロイター通信の調査によると、8月のサウジアラビアの産油量は、1日あたり900万バレルを維持しました。
サウジは、7月・8月と1日あたり100万バレルの自主減産を続けています。