イラン国連大使、イスラエルの核兵器の危険性を警告
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イールヴァーニー・イラン国連大使
イールヴァーニー・イラン国連大使がシオニスト政権イスラエルの核兵器の危険性に関して警告し、「イスラエル政権高官によるイランとパレスチナに対する核兵器使用を示唆しての最近の脅迫は、こうした違法な政権の手中にあるこの種の兵器の危険性を浮き彫りにしている」と語りました。
イルナー通信によりますと、イールヴァーニー大使は13日月曜、「核兵器とその他の大量殺りく兵器のない西アジア地域」をテーマとする会合において、「地域レベルでは、イスラエル政権が保有する兵器庫が拡散をめぐる現実的で広範な懸念を引き起こしている」と述べています。
また、「このような兵器の存在は、地域あるいは世界レベルで人類に対する脅威とみなされ、しばしば脅迫の手段として機能する」としています。
さらに、「イスラエルの核能力が秘密裏のものであることは地域の安定に対する注目すべき脅威である」とし、「我々は、西アジアにおける最近の残虐行為を鑑みて、イスラエルの疑惑に満ちた核政策そして、パレスチナ・ガザ地区及びその他の紛争における近未来の大量破壊兵器使用について緊急の懸念を表明する」と語りました。
そして、「今、これまで以上に、大量破壊兵器のない西アジアを実現することが、より安全な未来に向けた根本的な一歩として急務となっている」とし、「この危機的な時代において、西アジアにそのような地域を実現する必要性がこれほど緊急に高まったことは、過去のどの時代にもなかった」と述べています。
最後に、「地域での民間の核計画や科学者に対するテロおよび妨害行為の例を含むイスラエル政権の行為には、国連安保理やIAEA国際原子力機関などの国際機関の即時介入が必要である」とし、「国際社会がイスラエル政権のこうした脅迫を明確な警鐘として受け入れることが不可欠だ」と結びました。