イラン外相、「レバノンは地域における反シオニストの主柱」 レバノン外相との会談で
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、レバノンのアブダラ・ブー・ハビブ外相との会談において、「シオニスト政権イスラエルがパレスチナで行っているパレスチナ人大量虐殺の停止に向けて、最大限の努力を続ける必要がある」と強調しました。
イルナー通信によりますと、難民支援について協議する国際会議「グローバル難民フォーラム」への参加のためスイス・ジュネーブを訪問中のアミールアブドッラーヒヤーン外相は、現地時間の12日火曜夕方、滞在先でレバノンのブー・ハビブ外相と会談しました。
イラン外相は、自国とレバノンが同じ陣営にいるとしながら、地域状況の複雑化を指摘しつつパレスチナ情勢について触れ、「アメリカは、パレスチナ国民に対しシオニスト政権が行う戦争犯罪への無制限の支援に、終止符を打つ必要がある」と述べました。
また、「シオニスト政権は、アメリカの支援の下にパレスチナ民間人を残忍に殺害しているものの、彼らが注目に値する大きな成果をあげることはなく、さらなる虐殺以外の結果は出せないだろう」と語りました。
一方、ブー・ハビブ外相もこの会談において、「アメリカは、国連安保理でガザ停戦決議案に拒否権を行使したことで、イスラエル政権にゴーサインを出しその欲するままの行動を取らせた」としました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はまた、チュニジアのナビール・アンマール外相とも会談し、パレスチナに関するチュニジアの姿勢を賞賛するとともに、パレスチナのガザ地区やヨルダン川西岸で現在継続されているシオニスト政権イスラエルの残忍な攻撃を含めた戦争犯罪への対抗として、イスラム諸国がパレスチナを断固として支援する必要があると強調しました。
ナビル・アンマール外相も、「わが国は、パレスチナの理想を支持している。シオニスト政権がパレスチナ国民の殺害によって何かを得ることはないだろう」としました。
また、「イランとチュニジアは、様々な分野での関係向上に向けて共に努力していく必要がある」と述べました。