美味しいイラン食がアジア・欧州諸国の領事らをもてなす、預言者生誕記念日にちなみ
パキスタンの最大都市カラチで、イスラム教の預言者モハンマドとその子孫にあたるシーア派6代目イマーム・サーデグの生誕記念日にちなみ、イラン料理・調理芸術フェスティバルが開催されました。
シンド州カラチ市にあるイラン総領事館で開催されたこの食と料理に関するイベントでは、イラン人女性やパキスタン消費者保護協会の代表らによる料理が振る舞われました。
ハサン・ヌーリヤーン駐カラチ・イラン総領事によりますと、このイベントにはジャム・アクラム・エラ・シンド州政府産業・商務大臣、セイド・リアズ・シーラーズィ宗教大臣、サイード・ガニ市政大臣、セイエド・ナセル・フセイン・シャー・エネルギー大臣、そして元連邦政府大臣で現パキスタン国会議員のシャジア・メリー夫人を含むパキスタンの女性政治家のグループが、ゲストとして招待されました。
イラン総領事夫人とイラン人女性団体は、各種のイラン料理やサラダを準備して振る舞い、同時に、パキスタン消費者協会の関係者も、人気のあるさまざまなパキスタンの郷土料理を調理しました。
イラン人女性らのテーブルには、ライスを添えたイラン式挽肉料理の「チェロ・キャバーブ・クービーデ」、北西部タブリーズの郷土料理のミートボール「クーフテ・タブリーズィー」、香草や豆類などの入った具沢山スープ「アーシュ」、季節のサラダ、フルーツサラダ、ポテトサラダの一種「オリヴィーエ」、鶏肉をざくろペーストとクルミパウダーで煮込んだ「フェセンジャーン」、肉とスプリットピーのトマトソース煮込んだ「ゲイメ」、シーラーズ風キャベツ入りピラフ「キャラムポロ・シーラーズィー」などの美味しい料理、さらには米とサプランのプディング「ショレ・ザルド」や、小麦粉を油で炒めた中部ヤズドの菓子「ハルワー」などのデザートが並べられました。
ヌーリヤーン総領事はスピーチにおいて、預言者ムハンマドとイマーム・サーデグの生誕記念日に祝意を述べるとともに、イランとパキスタンの歴史、宗教、文化、地理的な共通性に触れ、「食習慣と料理業界における交流は、イラン・パキスタン両国間の文化関係における重要な要素の一つと考えられている」とコメントしています。
最後に、このイベントの参加者らは料理で美しく飾られたテーブルに共に座り、一緒に作った料理を堪能しました。
なお、在カラチ・イラン総領事館で開催されたこのイベントには、日本、オマーン、ロシア、バングラデシュ、トルコ、アフガニスタン、インドネシア、フランスの総領事らも参加し、多彩なイラン料理に舌鼓を打っていました。